「大坊珈琲店のマニュアル」の要約、感想、共感できる点をまとめました

コーヒー書評

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どーも、コーヒー大好きIndoです。

 

今回は、惜しまれながら閉店した伝説の珈琲屋「大坊珈琲店」のマスターだった大坊さんの書かれた書籍である、「大坊珈琲店のマニュアル」を読んだので、要約、感想、共感できる点をまとめました。

 

「大坊珈琲店」についてより詳しく知りたい人は、こちらをどうぞ。

『大坊珈琲店』特設サイト|誠文堂新光社

  

大坊珈琲店のマニュアル

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「大坊珈琲店のマニュアル」の要約

 

この本は、チャプターが 一~十一まで分かれています。

それぞれ、以下のようになっています

 一~七  タイトルなし(珈琲屋になるまで、営業時の心がけ、焙煎・抽出など)

 八    キムホノ陶

 九    私と平野透

 十    塩﨑貞夫の鎮魂

 十一   タイトルなし(あとがき)

 

大坊さんは、岩手県盛岡市出身です。

もともと、記者になるために高校卒業後、上京しました。

その後転職をし、転職先の上司の方の影響で、珈琲店をやることになります。

 

大坊さんの淹れる珈琲は、「深煎りブレンド」の「ネルドリップ」です。

「コクテール堂」「自家焙煎もか」などに感銘を受けました。

 

焙煎は手廻しの自家焙煎機を使っています。(めちゃくちゃコツがいる)

ブレンド豆は、4種類使用しています。

 

彼は、「甘みのある珈琲」を追求しています。

そのために、4種類の豆をそれぞれの狙いの味になるように焙煎し、理想の1杯を作ります。

 

この本では、「酸味が0になる焙煎濃度を7」と定義しています。

その焙煎濃度は、自分の舌で確かめます。

そして、豆ごとにブレンド後の珈琲が最大限の甘みを引き出すように、焙煎のポイントを7.10や6.80などと調整し、1対1でブレンドし、「大坊珈琲店のブレンド」が出来上がります。

 

豆の特徴を最大限活かした「エチオピアらしいコーヒー」などといったコーヒーではなく、

「大坊珈琲店の味」を追求した珈琲を提供しています。

 

キムホノ陶、平野透、塩﨑貞夫は、それぞれ大坊さんが感銘を受けた陶芸家、画家になります。

彼らの作品が、大坊珈琲店の雰囲気や哲学を表現しており、大坊さんの考え方にも影響を与えています。

 

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「大坊珈琲店のマニュアル」を読んだ感想、共感する点

 

 本の中で、いくつか、「なるほど」「自分の考え方と近いものがある」と感じた点を共有します。

 

特別な人など一人もいないんだ

誰も特別な人など一人もいないんだと思われるほうが、いいのではないか

「大坊珈琲店のマニュアル」P107

 

Indoはよく喫茶店、珈琲屋に行きます。

 

その時に、常連さんが店員さんと仲良く話している場面があります。

 

とてもアットホームでいいですし、Indoも常連になりたいな、と思うこともあります。

 

また、そういった常連さんがお店を支えているという事実もあります。 

 

ただ、そういうお店は、なぜか居心地がよくない、と感じることがあるんですね。

 

お店とお客様の関係には、区別をつけてほしい、と思ってしまいます。

 

それは、お店が隙を見せるような感じだと思います。

 

隙は傷口のようなもので、一度おもてに出ると、そこから一気に状況を良くないほうへ変えてしまう、とIndoは思います。

 

ビジネスでも同じだなーと感じました。

 

その隙を見せないお店(関係を徹底しているお店)は、評判も高いと思いますし、Indoはそういうお店のほうが信頼できます。

 

 

これそのものがいい

 

こちらは、画家の平野透の妻清子と、大坊さんが対話している際の、清子さんの言葉の引用です。

例えばこのお茶碗がいいと思った時に、誰の作品でいつのものとかじゃなくて、これそのものがいいでしょう。人間も同じだと思うんです。

「大坊珈琲店のマニュアル」P200

 

 

その人の肩書ではなく「人となり」「その人の本質」を見てほしいということだと解釈しました。

 

これは、自分が社会に出たときからずっと心掛けていることです。

 

仕事でも趣味でも恋愛でも、付き合うのは「生身の人」なので、その人がどれだけ素敵な人か、が最も重要です。

 

ただ、世の中には、そういった肩書で判断されることがとても多いように感じます。

出身校、役職、年収などなど。

 

その肩書が重要なのではなくて、「どういう考えで行動したから、その人がその肩書を得たのか」を知るほうがよっぽど重要です。

 

相手を知りたいときには、その人の人となりを知る質問がいいと思います。

 

ヘビーな質問もありますが、すごいライトな質問だと、「最近読んだ本や漫画、見た映画やアニメは何ですか?」や「今何にハマっていますか?」などです。

 

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珈琲屋のマスターは細部までこだわっている

 

一流になる珈琲屋の店主は、細部までこだわって、信念をもってお店をやっているのだ、ということを痛感させられる1冊でした。

 

本には書かれていませんでしたが、「レシート1枚」にも、こだわりがあるかもしれません。

 

喫茶店のマスターは、細部まで考えてお店を作るとトップオブトップになれる、ということでしょうね。

 

会社でも細部が重要だということを経験していますが、まさにその通りですね。

 

「仕事は細部に宿る」

 

大坊珈琲店のマニュアル、おすすめします。

 

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素敵なコーヒーライフを。

 

 

 

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