コーヒー豆の格付けは風味の素晴らしさで評価しているわけではない!?格付け方法をまとめてみた

コーヒーの特徴

 

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どーも、コーヒー大好きIndoです。

 

皆さんは、コーヒー豆の格付けについてご存じですか?

喫茶店でたまに見かける、AAやSHB、No.2といった表記です。

 

Indoが格付けを知る前は、「AAだし、おいしい豆でしょ!」という感じでした。

実は、おいしいかどうかは分からないんですよ。 

 

そんなわけで、コーヒーの格付けをどのように行っているのかをまとめました。

 

 

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コーヒー豆の格付けの基準

 

コーヒー豆の格付けの基準は、大きく分けて3つあります。

 

  1. 豆の大きさ(スクリーンサイズ)
  2. 産地の標高
  3. 欠点豆の数

 

これを見ると、「あれ? 甘みが際立つ、とかの風味の評価はないの?」と思いませんか?

 

そうなんです。

コーヒー豆の格付けは、風味で評価しているわけではないんです。

格付けは「質の低い豆を市場に流出させないようにする」ための機能だからです。 

 

もちろん、スペシャリティコーヒーはカッピングのスコアがあるため、風味の品質が担保されています。

しかし、それは国内では5~8%程度の流通量にとどまります。

 

それ以外の豆は、すべて上の格付けです。

 

 

  

1.豆の大きさ(スクリーンサイズ)

 

コーヒー豆は多くの国で長い間、大きさで格付けされてきました。

大きいものは品質が高いと思われていたようです。

 

格付け方法は、通常ふるい(スクリーン)が使われ、コーヒー豆にはふるいの穴の大きさ(スクリーンサイズ)を示す番号がつけられています。

この番号が豆の等級となります。

 

例えばケニアでは、スクリーンサイズと豆の特徴によって、以下のような等級に分けられます。

ケニアでは、表の上にあるほうが高品質と評価され、高値で取引されます。

 

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風味が格別かどうかは、残念ながら、AAという評価ではわかりません。

 

しかし、豆の格付けがAAやABのものは豆のサイズがそろっている傾向にあるため、焙煎がうまくいって、結果的にいいコーヒー豆となることが多いです。

 

そういう意味では、高品質とも言えます。

 

 

産地の標高

 

中南米の国では、よく産地の標高でコーヒーを格付けしています。

例えばグアテマラでは、標高によって以下のように評価しています。

 

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一般的に、標高が高いほうが評価が高いです。

これは、ある程度、風味の高さとリンクしています。

 

標高が高いと気温が低いため、成長がゆっくりになります。

成長がゆっくりだと、豆は小さいかもしれませんが、うまみが凝縮した豆になりやすいです。

 

標高での評価は、風味の高さの参考になるかもしれません。

 

 

欠点豆の数

 

ブラジルのNo.2や、エチオピアのG1などといった評価が、欠点豆の数による評価です。

例えばエチオピアでは、以下のように評価しています。

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欠点豆が少ないので、G1が最も良い等級です。

 

しかし、この評価方法は、高品質で風味が豊かということをはかるわけではなく、低品質な豆がいかに少ないか、といった評価です。

 

つまり、G1の風味が素晴らしいかどうかは分かりませんが、雑味やカビ臭さといった、嫌な風味が少ないことは間違いないです。

 

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 コーヒー豆の格付けは風味の素晴らしさで評価しているわけではない

 

いかがでしたか?

 

コーヒーの格付けは、風味と必ずしもリンクしている、というわけではないです。

 

格付けは、

  1. 豆の大きさ(スクリーンサイズ)
  2. 産地の標高
  3. 欠点豆の数

で評価しています。

 

風味のすばらしさを評価しているのではなくて、質の低いコーヒー豆を市場に出回らないようにしています。

 

 これで、「G1って書かれているのに、風味がしょぼい」といった不満も解消されると思います。

 

 

 

素敵なコーヒーライフを。

 

 

  

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コーヒー豆の格付けについて | 珈琲タイム

 

 

ありがとうございました 。

 

 

 

 

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