どーも、コーヒー大好きIndoです。
今回は、コーヒーの2大品種(3大品種)と言われているアラビカ種とロブスタ種(とちょっとだけリベリカ種)を見ていきます。
品種を知ることは、好きな味に出会うためには重要です。日本の米とタイ米がどう違うのか、という話に近いことをこの記事では説明します。
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コーヒーとして普段飲んでいる豆は、どんな品種?
コーヒーノキの種は約130種ありますが、主に生産されているのは、3種類しかありません。
1.アラビカ種
2.ロブスタ種(=カネフォラ種)
3.リベリカ種
1.アラビカ種
アラビカ種はアフリカのエチオピア原産で、これがアラビア半島へと伝わり、その後、世界中に広がりました。
ちなみに、コーヒー豆は、「コーヒーベルト」と呼ばれる北緯25度、南緯25度の内側が栽培に適しています。
アラビカ種は、さらに気温や降雨量など、限られた環境でのみ栽培できます。
その環境以外の地域でも栽培可能ですが、高品質のコーヒー豆を作ることはほぼ不可能と言われています。
日本だと、沖縄や小笠原諸島がぎりぎりコーヒーベルト内なので、生産している農園があるようです。
東京駅近くで小笠原コーヒーを提供しているカフェがあります。
【1杯930円】東京原産のコーヒー豆を使用した「小笠原コーヒー」を飲んでみた | ロケットニュース24
最高品質のコーヒーにランク付けされるのはアラビカ種しかないです。
ただピンキリなので、アラビカ種でも、ん?という豆もあることも確かです。
このアラビカ種の中で、さらに「ティピカ」や「ブルボン」、「ゲイシャ」といった、より細かい品種に分かれます。
以下の記事により詳しいアラビカ種の分類がまとまっています。
2.ロブスタ種(=カネフォラ種)
19世紀後半にアフリカのベルギー領コンゴ(現コンゴ民主共和国)で発見されました。
この種は、アラビカ種よりも実がたくさんなり、病気にも強く、アラビカ種より生育条件が緩いため、より広範囲で栽培可能です。
つまり、栽培しやすいということで大量生産に向いています。
ただ、味がアラビカ種には劣ります。木のようで、焦げたゴムのような味がするそうです。
ロブスタ種をハンドドリップで飲んだことがないので、それはそれで一度飲んでみたいですね。
近年は、インスタントコーヒー、ファストフードでのコーヒーなど、コーヒー需要をまかなうために必要な品種となり、コーヒー豆生産量の約4割を占めています。
3.リベリカ種
1876年に西アフリカのリベリアでヨーロッパ人によって発見され、当時からアフリカ西岸各地で栽培されていました。
病気に弱く、交配しやすいので品種の固定が難しく、かつ大木となるため豆の採取が他種よりも困難なうえに、品質もアラビカ種に及ばないため、あまり生産されなくなりました。
現在では全生産量の1%未満となっています。
かつてはアラビカ種、ロブスタ種とあわせてコーヒーの三原種と呼ばれていましたが、ほとんど生産されていません。
育てにくいんじゃ、仕方ないですね。
アラビカ種とロブスタ種のまとめ
世界のコーヒーの生産は、ほぼ「アラビカ種」と「ロブスタ種」の2種で占められています。
(ゲイシャなどの品種はアラビカ種です。)
実はこれは、かなり危険な環境です。
なぜかというと、病気が流行ると、次々に伝染し、コーヒー生産に甚大な被害をもたらすからです。
実際、数年前くらいから中南米でサビ病が大流行して、多くのコーヒーノキが被害にあいました。
現在は、耐性を持った品種を開発することや、サビ病の流行しない高地にサビ病の弱い品種を栽培することで、なんとか対応しています。
様々な地域で生産された高品質の豆を飲めるのは、生産者の努力のたまものだと思うと、本当に感謝ですね。
一滴一滴を大事に飲みたいものです。
素敵なコーヒーライフを。
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